固定金利選択型住宅ローンの特徴は?
今回は、固定金利選択型ローンについてお話したいと思います。
固定金利選択型ローンは、銀行など主に民間の金融機関が取り扱っているローンのスタイルです。銀行などが行っている住宅ローンとしては、主力商品だといえます。
「固定金利選択型ローン」と似た言葉で、「固定金利型ローン」というものがあります。まずこちらからおさらいしたいと思います。固定金利型ローンは、契約時に設定した金利が、返済期間にわたって適用されます。
つまり、金利が固定されているから固定金利型ローンと呼ばれるわけです。
では、今回の「固定金利選択型ローン」はどうでしょうか?
固定金利+選択となっているので、固定金利型ローンに加えて何か便利な選択ができるというような語感がありますが、これは誤りです。固定金利という言葉が入っていますが、基本的には、金利が変動するローンのスタイルです。
固定金利になるのは、ある一定の期間までです。
金融機関によって違いますが、一般的には2年、3年、5年、7年、10年などが選択できます。固定期間を長く設定すると、その間の金利は高くなる傾向にあります。
その固定期間が終了すると、その時点で新たに金利を設定しなおします。
ですから、その時点で金利は変動するわけです。これが、先ほど、固定と名前に入っているが、基本的には金利が変動するローンだといった理由です。前回、前々回にお話しした、「固定金利型」と「変動金利型」の中間に相当します。
金利が変動した時点で、それ以降の総支払い額や月々の返済額が計算しなおされます。
固定金利型は繰り上げ返済を行わない限り、当初設定した支払額は基本的には変わりません。固定金利選択型ローンでは、固定期間終了時の景気動向などによって、総支払い額や月々の返済額が大きく変動するリスクがある、といことを認識しておかなければなりません。
さて、固定期間が終了した際、金利の設定方法はどうなるのでしょうか、それは、ローン商品によって、様々ですが基本的には、下記の2種類になります。
◆ その時点から強制的に変動金利型に移行するもの
◆ 変動金利型に移行するか、さらに継続して固定期間を設定するか選べるもの
変動金利型と一定期間の固定金利型を選べるものについては、さらに下記の2種類に細かく分かれます。
◆ 変動型に切り替えると、ローン終了まで変動型となり、固定型に戻れないもの
◆ 変動型に切り替えても、再び固定型に移行できるもの
返済方式を選択できる自由度だけで考えると、変動型と固定型を自由に選択できる商品のほうが、フレキシブルでいいと思います。
固定金利選択型ローンは、銀行以外にも生命保険会社などが扱っています。
扱っている機関や商品によって、選択できる幅が大きく異なりますので、自分の考える返済スタイルとどれがあっているか慎重に考えたほうがいいと思います。

