住宅ローン減税の特徴は?
今回は、住宅ローン減税の概要についてお話したいと思います。
基本的に、住宅ローン減税は景気高揚政策の一環として行われています。減税をすることで住宅購入の意欲が高まり購入する人が増えると、低迷が続く住宅市場を直接刺激することになります。
不動産・建設産業のみならず、住宅建設に必要な材料を供給する産業(鉄骨などの鉄鋼業や住宅設備や家電産業など)にも間接的にお金が流れますし、金融産業にとっても住宅ローン契約が多くなることにより、利息による収入増が見込めます。
このように幅広い産業への波及効果が期待できるため、政府はしばしば景気対策の切り札として、住宅ローン減税を導入したり拡大したりします。
他の増税政策のイメージダウンを回復する手段という側面もあるかも知れません。
私が住宅ローンを組んだのは平成17年でした。当時は、平成16年入居時に最高500万円を控除する住宅ローン減税がスタートしていて、平成17年は360万円、平成18年は255万円と徐々に控除額が減っていくこともあって、あわてて住宅購入を進めました。
そういう意味では、まんまと政府の景気高揚政策に乗ったわけです。
その住宅ローン減税は平成20年を最後に終了する予定でした。
平成20年入居組の最高控除額は160万円です。その後、新たに現在の住宅ローン減税がスタートしました。控除の概要を下表に示します。
現在の住宅ローン減税は、平成21年度以降に居住を開始した人が対象です。10年間で最高500万円を控除するというものです。
いままでの最高控除額は、1999年〜2001年6月の587万5000円だったので、それに次ぐ超大型の控除だと言えます。
なお、別の機会に詳しく書こうと思いますが、認定長期優良住宅の場合は、最高600万円が控除されます。
一般住宅の住宅ローン減税の概要
| 居住年(平成) | 借入金等の年末残高限度額 | 控除率 | 最高 | 最高合計控除額 |
| 21年 | 5000万円 | 1% | 50万円 | 500万円 |
| 22年 | 5000万円 | 1% | 50万円 | 500万円 |
| 23年 | 4000万円 | 1% | 40万円 | 400万円 |
| 24年 | 3000万円 | 1% | 30万円 | 300万円 |
| 25年 | 2000万円 | 1% | 20万円 | 200万円 |
平成21年には減税がゼロになると言われていたにもかかわらず、突如として最大500万円減税になったわけですから、平成20年入居組の心中は穏やかではないと思います。
これらの人たちのなかには、「控除額が最高160万円だったとしてもゼロよりはましだ」と考えて、前倒しで住宅を購入した人も少なからずいたと思います。
しかし、このような方々の救済措置がないことは納得しがたいですが、法律として決まった以上はしかたありません。。。平成26年以降は住宅ローン控除がどうなるか未定ですが、このままの景気低迷が続くと、また超大型減税が改めてスタートするかもしれません。

